雨宿りしよう

どうでもいいを綴っていく

稚拙な大人と友人になった話 #1

他人への理解が難しくってきたので、

歳を取ったことを実感している雨丞です。

 

今回のお話は、僕の友人が主人公です。

友人は僕よりも年上で、僕より子供です。

アダルトチルドレンではありません。

その理由も含めてお話していきます。

 

まず、僕がなぜこの記事をここに残そうかと思ったのか、

についてですが、世の中には自分が唯一絶対神と疑わず、

他人を傷付け平気でのうのうと暮らしている人が多いように感じます。

自分が一番かわいいという考えは僕も賛成なので、

そこに批判を加えるつもりはありません。

 

しかし、友人は度を越えており、僕の友人の中でもひときわ遊ぶのに

厄介な人なのです。

それゆえ、、このような人もいるのだと、

このような人が僕の友人として存在していた証を

ここに記そうと思ったわけです。

 

数年前に僕はとある場所で友人と会いました。

第一印象は若い人だなと思いました。

その言動、行動、全てにおいて稚拙だったのです。

しかし、これからそう多い時間を過ごすこともないと

しばらくは仲よく遊んだりしていました。

自分に害がなければそれでいいので。

 

友人は30半ばにして生足ショーパン、

よれたTシャツに使い込まれたキャップとパンパンのリュック姿でした。

とある場所というのは若者の集ういわゆるライブハウス的な場所です。

明らかに浮いていた友人でしたが、友人にもまた友人がおり、

ワイワイと楽しんでいたので、気にも留めていませんでした。

 

明るい人だなと思いラインを交換し、頻繁に会っていました。

それから1年ほどが経ち、コンスタントに会っていくうちに、

友人は僕に執着するようになっていきました。

 

「雨丞はすごいね」

「雨丞がいないと僕死んでしまうかもしれないよ」

「雨丞の言うことは全部正しい」

「死んだほうがいい人間にここまで優しくしてくれるなんて雨丞好き」

 

そこに恋愛感情はないものの、執拗に僕を褒めたり、

無用に立ててくれたりしました。

 

少し違和感はあったものの褒められることは嫌いではなかったので、

ありがとう、とその場をやり過ごしていきました。

どことなく僕も麻薬のようなその端的な心地よさを

感じていたのかもしれません。

今思えばここで関係を断っていればよかったのです。

 

会えば度々悪口、愚痴、不満など、

社会への恨みつらみを吐き出す機械のようになっていきました。

 

そこから僕の疑問は確信へと変わりました。

「これ以上この人といてはいけない」