雨宿りしよう

どうでもいいを綴っていく

稚拙な大人と友人になった話 #2

前回の続きです。

 

 

完全に指摘するタイミングを失ってしまった僕はひたすらに

友人の話を聞くことしかできない状態になっていました。

 

うんうん、そうだね

そうに違いないね

 

否定することなく甘い賛同の言葉だけを

綴っていると、友人が自らの家族の話をし出しました。

 

「親に感謝なんてしていない」

「早く縁を切りたい」

「親と仲いい奴なんてろくな人間じゃない」

 

聞けば友人はDVを受けたわけでもなければ、

30半ばまで、実家で面倒を看てもらっていたとのこと。

まったく、ぬるいのはどっちだ。

 

アニメに夢中になり現実を酷く侮蔑し、

次元の違いも分からなくなってしまった友人にとって、

もはや「心地のいい家族像」は消えることはありませんでした。

 

家を出る際にも、親から金銭面の援助を受け何の苦労もなく何の出費もなく

引っ越しを終えていたのに、出るのは親の愚痴ばかり。

彼女には社会に適合する力はなく、仕事は日雇い派遣で食いつないでおり、

携帯が止まったり、家賃が払えず引きこもり、僕が話を聞こうと

外へ連れたときも、食事代は何度も僕が出しました。

1円単位まで割り勘を強要し、一緒に喫茶店に入ったのに、

友人は出された水以外何も口にしなかったこともあったんです。

 

電車に乗るときは座席に人が少ないからといって、

飛び跳ねながら着席したり、

クソでかいぬいぐるみを喫茶店のテーブルに置いていたり、

(写真撮影はいいと思うのですが…)

なんというか、何とも言えないこの気持ち…。

 

正直「お連れ様」として恥ずかしいことこの上なかった。

いい歳をして、自立のじの字すらないのでしょうか。

 

少し話が逸れたましたが、僕は家族を大事に思っています。

友人は僕が家族に恵まれていることをとても忌み嫌っているようなのです。

 

自分が不幸だったからと他人を卑しんで妬んで頻繁に公共の場で暴言を吐き、

何度でも僕を落胆させます。